ポリカーボネートの比重
ポリカーボネートとほかの材質と比重の比較です。単位は(g/cm3)
- 塩化ビニール樹脂・・・1.45
- アクリル樹脂 ・・・1.19
- ABS樹脂 ・・・1.05
- ベークライト(布系) ・・・1.35
- MCナイロン ・・・1.15
- PTFE(フッ素樹脂)・・・2.2
- ポリカーボネイト ・・・1.2
- ポリプロピレン ・・・0.91
- ポリエチレン ・・・0.91
- ガラス・・・2.5
ガラスの約半分の比重を活かした用途
用途面では透明性であることを活かして,自動車のヘッドランプレンズ,液晶ディスプレイの各種フィルム,導光板,光ディスク基板などに使われている。透明性,耐衝撃性,耐熱性,寸法安定性,難燃性などの特性バランスに優れた非晶性プラスチック。また,建材などでは透明シート向けに多用されている塩ビが環境問題から問題視されていることから代替する動きがある。
ポリカーボネートは分子構造としては,モノマがフェニルプロパンとカーボネートで構成され,フェニルプロパンが高い耐熱性と機械的性質を与え,カーボネートが成形性を高めている。ポリカーボネートの構造部材としては,パソコン,プリンタ,液晶テレビなどの筐体向けに用途が拡大している。
ポリカーボネートの欠点は,アルカリや有機溶剤などに対する耐薬品性が劣ること,流動性が低いこと,外観部品として使った場合に表面が傷つきやすく,耐候性に劣ること,などだ。これらの欠点を補う新材料やコーティング法などの開発が活発化している。
筐体向けには,ガラス繊維強化グレードやPC/ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)などのアロイグレードが使われる。汎用エンジニアリングプラスチックの中では唯一透明である。
ポリカーボネートは分子構造としては,モノマがフェニルプロパンとカーボネートで構成され,フェニルプロパンが高い耐熱性と機械的性質を与え,カーボネートが成形性を高めている。ポリカーボネートの構造部材としては,パソコン,プリンタ,液晶テレビなどの筐体向けに用途が拡大している。
ポリカーボネートの欠点は,アルカリや有機溶剤などに対する耐薬品性が劣ること,流動性が低いこと,外観部品として使った場合に表面が傷つきやすく,耐候性に劣ること,などだ。これらの欠点を補う新材料やコーティング法などの開発が活発化している。
筐体向けには,ガラス繊維強化グレードやPC/ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)などのアロイグレードが使われる。汎用エンジニアリングプラスチックの中では唯一透明である。